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今日は、プリントとB・J。(April.07.2025)

  • 執筆者の写真: Shinkichi Nakagawa
    Shinkichi Nakagawa
  • 4月8日
  • 読了時間: 7分

レストレスレッグス症候群のせいで、早起きしてしまった、shinkichic☆です。

おばんです。 端折ります。(と言っても長くなりそうな予感が。。。) 今日は、昨日から広げてある、バットとのご対面からスタートです。


ですが、ヤバいことにすでに朝の記憶がない。


多分、暗室作業してたんでしょう。。。 露光のテストピース(モノクロプリントでは、印画紙に光を当てることで銀が析出して黒くなります。その光の量を調べるために、本番のプリントで出したいトーンを調べるために、小さく切った印画紙に光を当てて、光を当てる時間を決めます。)が、ぷかぷか浮いてた記憶が、朧げにあります。


しかしそれよりむしろちゃんと覚えているのが、お腹空いて、お茶漬け食べて、お昼にパスタ食べて、12時ジャストに置配だからいいのにチャイム鳴らされて荷物が届いたことです。(その時、私はトイレにいた。タイミング悪すぎ。)


メルカリで買った、ブラックジャック!!(豪華版、全巻揃い、カラー版付き。) 先日、カメラ関係のものを断捨離した際のポイントで買いました。

断捨離、死ぬほど辛かったけど。


で、商品確認。 見た目は日焼けとか色褪せとか無さそう。


なんか、悪いこと書いて報復されたらヤダから、良い状態のお品をありがとうございました、的なことを書いておきました。


で、実際に読み始めてみたら、一巻めの頭から分解しそうになってる。


それこそ、ブラックジャックに頼んで手術して治してもらえ、という感じです。


笑っちゃいました。


でも泣きました。


忘れもしない、高校一年生の時の寮で回し読みされてた、ブラックジャックです。


当時は無かった、インターネット(もう死語硬直してる感じの単語ですが。)のおかげで、ちょっと調べれば出てくる、あのシーン、あのセリフ。


まだ失っていないつもりの、アオハルの日々が蘇ります。


自分でもよく分かってなかったけど、うちの高校は、国立理系コースで成績良かったら、自動的に医学部志望になる。


そんな歪んだ進路選択をするから、半分ぐらい浪人する、という高校でした。 (ちなみに、ワタクシ、一浪して私立の獣医学部。そこから半年仮面浪人して、結果として四浪して国立の獣医学部に行きました。部活に首どころか頭のてっぺんまでずぶずぶにはまって、自主退学しましたけど。)


やっぱりね、一応、「医学」を志したものとしては改めて読むと、セリフの一つ一つ、シーンの一つ一つが、今になって重いんですよ。 で、当時は気づかなかった解像度で、各話を読めるんです。 (この眼の良さも、俗に言う「アート」に長年ずっと一緒にいたからなのですが。)


だめだ、これ以上書いたら泣いちゃう。


というか、これ以上読んだら、暗室作業できなくなる、と思って3巻までで終わりにしました。 で、暗室作業に戻ります。


うちの暗室は、リビングです。 繰り返します、リビングです。

なので、カーテン閉めて、ドア閉めて、なぜか当たり前のようにあるナイロン製のダークカーテンを引いたら、真昼間からでも暗室にできるんです。 で、さっきのテストピースの裏に、鉛筆で書いた数字を読んで推理する。


最適な露光時間は、、、と詰将棋のように追い詰めていくのです。


今回は、大きなプリントなので、そんなに厳密に 0.1秒単位で考えなくても良かったので楽でした。 (とはいえ、長年培ってきた経験に基づくカンがものを言うのですが。)


さて、本番です。


部屋の電気を消して、ルビーライト(「暗室」のイメージがわかる人にならわかる、あの赤いライト)だけにして、大きい印画紙用のロータリーカッター(これも結構お値段、高かった。十分使い込んで元はとっていると思いますけど。)で印画紙の余分なとこ切って、引き伸ばし機、、、じゃないけど引き伸ばしができる引き伸ばし機じゃない機械に印画紙をセットして、露光用のタイマーをポチッとな。


実は、実際は2回、ボタンを押しています。


マルチグレードという種類の印画紙を使って、フィルターワーク(プリントのトーンを変えることができます。00号のフィルターなら、柔らかくねっとりと。5号フィルターなら白黒バキバキのハイコントラストになる。)をしています。


まずは、00号で露光して、2回目は、5号で露光する。 すると、柔らかいトーンと、硬いトーンが両立するプリントができる。


今はどこで何をやっているのか、全くわからない元気にしてたらとても嬉しい、イケメンのイイヤツ、藤本カズが教えてくれたテクニックです。

(最近、ネット上で、このテクニックに関するお話を見つけました。なんでも、スプリットグレードプリント法、と言うテクニックだそうです。)


この2枚のフィルターの露光時間のバランスを取るのが難しいのです。 もう慣れちゃってすぐわかるけど。

脱線しました。 2回ボタンを押して、露光した印画紙を現像液に入れます。


じわじわと、黒が広がっていきます。


キッチンタイマーで測って、2分経ったら停止液に入れ、定着液に移します。


ここで、部屋のライト、OK。



。。。。。。。裏焼きです。(ネガの面裏を間違えました。。。) 気を取り直して、ネガキャリアをひっくり返して、露光、現像、停止、定着!!



。。。。。。プリント上に白い点があります。。。。。。



萎えるぜ。



失敗プリントを見て、汚れの位置を確認して、取り除いて(ってものすごく簡単そうに言ってますけど、実はこれ、本当に面倒な作業なのです。)、露光、現像、停止、定着!! 今度は安心、全ては取り除けないけど、主だったホコリとかは取れてます。



で、あと、4回同じ作業をする。



でもなんで?



答えは、単に私が、このプリント、世界に 5枚存在していて欲しいから。 版画だって同じです。

欲しい分だけプリントすれば良いのです。


これが、絵画とか、書道とか、その他色々の手法の芸術手段と違って、複製可能な手法の良いとこです。


ホントは、これが売れてくれればいいんですけどね。



展示の際は、一応お値段つけますけど、そんな無名の作家(自分のこと。作家と言うほど活動もしてないので、おこがましいんですが。)の写真が欲しい、と言う人はまずいません。 自分が死んだら、コレ全部燃やすゴミになるんだろうな、と思いながらやっています。 結局、自己満、なんですよね。 お腹すいたなぁ、と思いながら、無事プリント終了。(ここまでにも、色々な苦労があったのですが割愛。また、別の機会にでも。)

で、水洗。


今使っている印画紙は、メーカーは確かだが、保管方法を誤ってしまったために、よわよわになってしまった印画紙なのです。


予備水洗 3分、QW(クイック ウオッシャー、と言う薬品、というと大げさだけど要は洗剤。)10分、本水洗 20分。

これを、十分にしないと保存性が悪くなります。



の、最中に父から電話。

お誕生日です。本当におめでとうございました。

本人忘れてました。


なんでも、携帯の調子が悪いから、とりあえず電話してみた、だそうです。



まぁ、もうちょっとして、暗室の片付け済んだら電話するつもりだったので、手間が省けて良かったのですが。


本人曰く、あぁつながった。今度はかけてくれる?



いや、こっち作業中です、とはいえないので、5分後に電話する、といって切りました。


絶対思い過ごしだろコレ、と思いつつ、水洗後のDW(ドライウェル)を印画紙にぶちまけて、5分以内に間に合わせました。



繋がります。普通に。


思い過ごしだったみたいです。よかった。。。



で、印画紙をバットから取り込んで、お風呂場(で作業してました、書いていませんでしたが。)のピンチハンガー(っていう名前だそうです。今知りました。あの洗濯バサミがいっぱいついたの。)に吊るして、はい終わり、、、とはならないのです。

ここからが試練!! 水洗用のバット(デカい)を、シャワーできれいに洗って、現像液を現像液専用バケツに入れて、ポリ缶に移して、プリントした際に減った分を補充して、現像バット(デカい)を洗って、停止液のバットからバケツに液を捨てて、バット(デカい)を洗って、定着液を定着液専用バケツに移して、バット(デカい)を洗って、もう定着液古いかな、どうするかな、と考えて回収用のペットボトルに入れて、新しいの作ってポリ缶に移して、と立て続けにめんどくさい作業をスピーディーに進めます。



なんか書いててイヤになってきた。



まあ、そんな感じで片付けするのですよ。


正直、プリント自体は楽しいけど、コレが苦痛。


デカいプリント自体は楽しいんですけどね、ホントに。



で、とにかく色々洗って乾かして終了。(一言で言うと簡単。でも色々な注意点があるのです本当は。)



晩ごはんは、おうどんにしました。


お腹すいたので、卵3個入り、2玉、揚げ玉入り。


はー、食った食った、と思いながら洗い物。


んで、現在に至る。



なんか、ブログ書き散らすの楽しいし、何やったか記録に残るのいいけど、身体に良くない気がする。。。


疲れた!!



もうちょっとしたら寝ます。


おやすみなさい!!





 
 
 

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