やっと届いたズミクロン。
ドイツから購入いたしました、summicron 35mm メガネ付き、本日届きました。 久々に、清水でした。 ところで、メガネ付き、って何?、と思われる方が多いでしょうから説明いたしましょう。 Leica社は、1954年、M3と言う、当時としては世界最高峰のレンジファインダーカメラ(そこを説明すると、ますますめんどくさいことになるので、Wikipedia とかで調べてください。)、を発売いたしました。 レンジファインダーカメラは、その構造上、ファインダー内のフレームが固定されているので、規格にあったファインダーのレンズを使わざるをえない時には、外付けファインダーを使わざるをえないのでした。 と、いうわけで、M3 には 35mmのフレームがないので、ぶーぶー文句を言う人が出てきました。 そんなわけで、誰が考えたかは知りませんが、Leica社内には魔改造を思いついた人がいたんですね、きっと。 それは何かというと、レンズの上部に、距離計用のアタッチメントをくっつけて、重たいながらも、50mmのフレームを35mmのフレームに無理やり倍率を変えるという、画期的な(?)レンズを作ってしまったのです、Leica社は。 俗に、8枚玉、と呼ばれるこのレンズは(もちろん、メガネなしのタイプもあるのですが。)撮らなきゃ分からない美しさがある、と言われるわけです。 さて、同じ 35mm、メガネ付きには、summmilux (開放 1.4 )という、これまた銘レンズがあるのですが、考えたのです、ワタクシ。 summilux の最高の持ち味は、開放時にあると言われており、絞ると優秀ながらも、持ち味を失ってしまう、と言われているのです。 確かに、ワタクシ、今、summicron 35mm を持っております。 しかし、言われているほど、それほど優秀さを感じません。 それに、summilux で開放で撮る、ということは、ほとんどないと思われます。 だったら、同じ summicron 35mm を手に入れて、その違いを検証してみようじゃないか、と考えたのです。 、、、で結果。。。 すごいわ、メガネ付き。 M9-P (デジタライカ)で撮っただけですが、なんか全然違います。 言葉には、なんかできないんですが、何かが違います。 カラーで撮ってもそうなんですが、モノクロだと、なおのこと、何かが違うんです。 久しぶりに、これでガンガン撮りたいわ、と思わせてくれるレンズでした。 清水から飛び降りた甲斐がありました。 大事に使います。 ありがとう、Leica社。 ありがとう、ドイツのロバーツさん。