From ウクライナ with Love。
さっきの話の続きです。 実はロシア、(正しくは、ソ連。)カメラ大国だったのですよ。 第二次大戦後、戦敗国のドイツから技術者やら工場やらをちょっぱってきて、戦前ドイツの技術の粋を集めた、伝説的なカメラ(contax とか Leica とか。)のコピーカメラを作り、モノによっては輸出したりもする、(もちろん西側諸国に。)ということをしていたのです。 で、そんな話を聞いたら、また、カメラが欲しくなるわけです。(完全に病気です。) 次の狙い目は、contax コピーです。 なんでか、というと、さっき書いた理由で、ウクライナの工場で、作りは多少雑ながら(使った時の感触とか??)、そのまんまコピーのcontax を作って、それに Kiev (キエフ と読みます。ウクライナの首都です。)という名前をつけて、物によっては、本当に contax と、うその名前をつけて輸出していたらしい、という情報を得たからです。 やっぱり、ebay で探しましたところ面白いのが出てきました。 オリジナルでは存在しないはずの、ブラックcontaxⅡ型と、レアな(多分)ブラックKiev 。 どうしようかな、中身は同じだけどどっちも欲しいなぁ、と悶々とする日々。 で、結局決めたのが、ブラックKiev 。 なんでかというと、contax の皮を被った Kiev より、オレは生粋の Kiev だぜ、という方に漢気を感じたからです。 そんなわけで、ウクライナの同じ人に、もう一度注文しました。 今度は、contax のコピーです。 オールドカメラ好きにとってはたまらん響き、嗚呼、contax です。 首を長〜くして待っていましたが、全然届きません。 多分明日までに届く、という日まで待ちましたがまだ届きません。 明日届いたらうれしいな☆ と思いながら、次の日見かけたのが、自宅に着く直前にスーパーカブで去っていく郵便局のおじさん。 もしかして、もしかして、と思ったら、もしかしてだったのです。 あのおじさんが、配達担当のおじさんだったのです。 仕方がないので、郵便局に電話して、午後8時〜午後9時 の配達をお願いしました。 午後8時過ぎ、ドアの前で今か今かとおじさんを待つこと30分、無事に届きました。 よかった。 Kiev 到着です。 ですが、まだまだ、困難が続くのです。 (長くなったので)続く。